瓦のはなし

最近は、瓦を屋根材として使う住宅が少なくなってきました。

瓦が敬遠される理由としては、
地震の際に落ちたり、ずれたりするイメージが強いのではないかと思います。

確かに瓦の弱点をあげると・・・

1・重い(地震力は、重量×速度で判断しますので、重い建物は地震に対して、不利になります。)
2・落下・ずれの心配
3・コスト(現在の一般的な屋根材料に比べて割高である)

などが考えられます。

一方、瓦の長所はというと・・・

1・断熱性・防音性が高い。(夏涼しく、冬暖かい。静かである・・・)
2・耐久性が高い。(焼き物ですので、劣化しにくい・・・)
3・ずれたり、割れても箇所箇所で交換、調整が可能

など屋根材としての良い特性をいろいろと併せ持っているので、
総合的に考えると、屋根材のチャンピオンともいえます・・・

弱点ではないですが、
瓦を使用するためには、屋根のきれいなカタチを考えながら、基本計画を進めなければなりません。
深い軒であったり、瓦の収まりであったり・・・いろいろな決まり事も存在します。

そういう部分で、熟考が必要になることも瓦が敬遠される理由のひとつでもあると思います。


ただ、材料が近くにあって、日本で生産出来る(地産地消)点や
自然素材で、使い終わった後も自然に帰すことが出来る点、
必要な部分だけ交換して、使い続けて行くことができる点など
今の時代の流れにあった素材であるともいえます・・・

新築の際は、瓦屋根もひとつの選択肢としてお考えになってもいいかもしれません・・・

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写真の瓦は、川越のお米屋さんの既存の瓦・・・
リノベーション後、再び屋根に乗る日を静かに待っています。

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