【リビングに時計は必要か?】機能主義についてあれこれ

自宅のリビングのお話。

基本的にあまりモノを置いたり飾りたくなかったり、時間もきっちりと意識したくなかったので、
今まではリビングに時計がない状態でした。

目の届く台所には、柱時計(アンティーク)も、あって時間もわかりましたし・・・。

しかし以前から、妻の強い不満があり、結局、掛け時計をつけることに・・・・。
家族からの要望は次の通りです。

① 止まらない、狂わない時計がほしい。(アンティークは不可)
② 子どもが、時計を読む勉強のため、文字盤のあるモノがいい。
③ ②の理由で、文字盤に数字があるほうがいい。
④ 遊びに来た息子の友達に時間を聞かれるので、わかる場所に。
⑤ 料理をしているときに不便なので、台所から見えること
⑥ 値段が高くないモノ

私の希望は一つ。「あまり目立たなくて、シンプルで、キレイなもの」であるということ。


選んだ時計は、ディートリッヒ・ルブスが、1982年にBRAUN社初の掛時計としてデザインし、
ニューヨーク近代美術館(MoMA)の永久展示所蔵品となった[ABW30]の復刻モデル。

シェーバーで有名な、あのBRAUNです。

復刻版は[ABW30]と異なる部分も多くて、廉価版という印象も受けますが・・・、
その特徴は引き継いでいます。
この時計は、少し角度がついた文字盤や、表面のカバーがないことで光が反射しにくく、
どの場所からでも見やすいのが特徴です。

また、一見、表面のカバーがないことで、表面にホコリや着いたり汚れやすいのでは・・・という疑問も沸きますが、
直接指で針を回して簡単に時刻を合わせることができるという利点もあるようです。

いろいろなことがホントによく考えられて創られています。

そのBRAUNのデザインチームに、伝説のプロダクトデザイナー [ディーター・ラムス]がいます。
彼が、プロダクトデザインをする上で考えた「よいデザイン10箇条」という心得があるのですが、
それは次の通り・・・。

① 革新的である
② 実用をもたらす
③ 美的である
④ 理解をもたらす
⑤ 謙虚である
⑥ 誠実である
⑦ 長命である
⑧ 最終的にディテールへと帰結する
⑨ 環境への配慮とともにある
⑩ 可能な限りデザインを抑制する

若い頃建築を学んで、バウハウスの流れを汲む彼の哲学は、
とても共感できますし、これから建築を計画する上でも、とても拠り所となる言葉だと思います。

ラムスのデザインは、現代のデザイナー達にも多大な影響を与えているそうですが、
その中にはiMacやiPod、iPhoneをデザインしたアップルのジョナサン・アイブも含まれるのも有名な話です。

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