【紙幣を介さない経済(独楽蔵の場合)】

藻谷 浩介氏の著書、「里山資本主義」の中で「貨幣を介した等価交換」=マネー資本主義のアンチテーゼの一つとして「貨幣を介さない物々交換」があげられていました。

もちろん、あくまでも、貨幣経済と違う価値観としての「物々交換」ですので、それが新しい世界のモデルとして社会の主流になるとは思いません。また、地方再生としての、地産地消やペレット、バイオマス、ライトレール(路面電車)などの経済活動が、難しいことも重々承知しています。

しかし、地方都市の暮らしやネットの世界において、サービスやセーフティーネット、食料調達などの行為が、貨幣を介さずにやりとりされる(一般的な経済活動以外の異なった)レイヤー(世界)が、人知れず存在しているのも事実です。
地方の暮らしの豊かさや日常の安心において、とても重要な位置を占めているのは間違いないですし、これからの社会を考える上でも大事な要素の一つだと思います。

独楽蔵では、アトリエの大量の落ち葉で、落ち葉堆肥を作っています。

別に、何か得をするために作っているわけではなく・・・、袋に詰めてゴミに出すより、1カ所に集めて堆肥にしたほうが、庭掃きの作業効率がいい、つまり楽だからです。

今年も、落ち葉がたくさん落ちる季節になってきたので、去年の堆肥を空にして場所を空けなければいけません。ちょうど、堆肥をほしいとおっしゃる方もいるので、全部持って帰ってもらうことになりました。

その方が乗ってきた軽トラには、たくさんの薪が載っています。これは、りっぱな「貨幣を介さない物々交換」。
「落ち葉」→「ゴミ」にならず、「落ち葉」→「堆肥」→「薪(燃料)」に変身、まさにわらしべ長者のようです。


とても、気持ちがいいし、至極、真っ当・・・。貨幣を使わないので、消費税が発生しないのも、うれしいところ・・・。


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