有機な日々 (設計事務所ってどんなトコロ?)

建築設計事務所「独楽蔵(こまぐら)」での有機的な生活と仕事について

【冬に伐採した生木は、ホントに含水率が少ないのか?】

先日の薪作り、チェーンソーを使うと、かなりの「おがくず」が出ます。

もちろん、この「おがくず」も燃料になりますが、

袋に集めて置いておくと内側にはビッチリと水滴がついています。

やはり、生木には水分がたくさん含まれていますね・・・。

冬は、木々が根から水を吸い上げなくなったり、

葉を落として(常緑樹は別ですが・・・)光合成をしない休眠状態なので、

木を伐採したり薪作りに、いい季節だといわれます。


木の種類や大きさによって異なりますが、

生木の含水率(木に含まれる水分の割合)は、100%~200%。

製材として使用する際は、これを20%以下までに乾燥させていかなければなりません。

ですから、最初から(伐採したときから)、含水率が低いほうが、都合がいいわけです。


木の活動が止まっている冬に伐採した生木は、感覚的に含水率も低い気がするのですが・・・、

どうやらそうでもないようです。

個体差はありますが、いろいろなデータによると、季節による差異はあまりないそうです。


これには、ちょっとびっくりです。

木が活性化する春から夏に切った枝からは、

それこそ水分が垂れるように落ちてきますし、害虫もたくさん集まってきます。

いかにも、含水率が高そうな気がするのですが・・・。


では、一体何が違うのか?

ホントの違いは、デンプンの量なのです。

木々の成長の素となる糖類(グルコース)は、葉の光合成によって作られますが、

量が過剰になると、辺材(外側の白っぽい部分:白太)の部分でデンプンに形を変えて、貯蔵されるそうです。

デンプンは、供給・備蓄・消費が繰り返されるので、時期によって含有量にかなり変化があるそうです。

4~7月の間が、含有量が多く、9~12月は少くなります。

多くの害虫、カビなどは、このデンプンが原因で発生しますので、その時期とも合致します。


ですから、「冬場に伐採した生木は、含水率は少ない。」は不正解で、

「デンプン含有量が少ない。」が正解です。

よって、その側面からは伐採に適していると言えます。



次回は、「葉枯らし乾燥」や「新月伐採」について書いてみようと思います。

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  1. 2017/02/28(火) 16:11:51|
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