有機な日々 (設計事務所ってどんなトコロ?)

建築設計事務所「独楽蔵(こまぐら)」での有機的な生活と仕事について

【丁寧な仕事の積み重ね】

住宅の現場:外壁の入り隅(いりすみ)部分の写真です。

入り隅とは、壁と壁が交わる窪んだ隅のこと・・・。

入り隅の左側が、ガルバニウム平葺きの外壁で、

右側のベニヤ下地の部分は、これから左官屋さんがモルタルを塗って塗り壁になります。

思いつきのデザインで、変えている訳ではありません。


なぜ、左右で仕上げの素材が違うかというと、右の外壁には、深い屋根(軒)があって、左はないのです。

軒の有無で雨掛かりが違うので、外壁の劣化や汚れ具合が全く違うからです・・・。

ガルバニウム鋼板は、アルミと亜鉛の合金なので、基本的に錆びないですし、耐久性があります。

なにせ、屋根によく使う素材ですから・・・。

下部の基礎コンクリートと外壁の間には、水の浸入を防ぐための「土台水切り」があります。

ちなみにこの「土台水切り」も、ガルバニウムで出来ています。

水色のテープがあって、写真がキレイに見えませんが、

このテープ、傷を防ぐための「養生テープ」ですので、ご勘弁下さい。

入り隅の部分で、外壁の色(素材)が変わるために、

職人さん(板金屋さん)が「土台水切り」もここで、色分けしてして下さっています。

とても、丁寧な仕事です。

いい現場は、このような丁寧な仕事の積み重ねで出来ています。


現場でお施主さんには、こういう部分の気遣いや丁寧さを、なるべく説明するように心がけています。

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  1. 2017/03/11(土) 19:48:01|
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【西川材を使った客室の飾り床 いろいろ】

会席料理店の客室にある飾り床です。

17年前に、数カ所ある畳の部屋の内部をリフォームする際に、各部屋に新しくそれぞれ違った飾り床を設けました。

デザインの際に考えたのは

① 部屋の格式を上げる

② 上座の位置ををわかりやすくする

③ 西川材を使用して地域性を出す

④ 設置したことで、座席の配置や、部屋が狭くならないような形態にする

⑤ 既存の壁を壊さないでつくる

⑥ 酔っぱらったお客さんが触っても、けがをしないような安全性を考慮

⑦ 子どもが万が一乗っても壊れない耐久性は、必須

など、いろいろなことを考えて創ったことを想い出しました。


ずいぶん、時間が経過しましたので、壁紙はかなり傷みましたが、木部は、まだまだ大丈夫なようです。

ちゃんと収まりを考えて、シッカリと職人さんに創ってもらったモノは、

ホンモノの素材と相まって、結局は長持ちしますね。


今回は、痛んだ袖の壁紙を貼り替えて、まだまだ現役が続きそうです。

(あっ、写真は直す前です・・・。)

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  1. 2017/02/10(金) 19:19:16|
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【フローリングの選定は・・・】

住宅の現場で床材の打ち合わせです。

床材も、もちろん見積もりの中に入っていますが、床材の決定は、上棟後、現場で行うようにしています。

図面の中よりも、実際に空間の広さを体感しながら、サンプルを見たほうがわかりやすいですから・・・。

現場が始まってから行うのは、選択項目は多岐にわたるので、

頭の中で考えているだけでは、考えが混乱するからという理由もあります。

①床暖房使用の有無

②無垢材 or 複合材 or パネル(メーカー既製品)

③国産材 or 外国材

④固い板(オーク、ナラ、チェリー、タモ、バーチなど・・・)or 柔らかい板(スギ、ヒノキ、パインなど・・・)

⑤無塗装材 or 塗装品

⑥色目

⑦国産材の場合は、節有り無しなど

「みんな違って、みんないい。」ではないですが、それぞれ特徴や欠点があります。

「これが優れているので、オススメです。」というのはありません。

もちろん、わたしの好みで好きな材料はありますが・・・、あくまでもそれは、私の好み・・・。

それらを説明しながら、最終的には、お客さんの嗜好性によって決めてもらうようにしています。

追加工事で予算が増えるのはあまり好きではありませんが、

床材は、多少金額が追加になっても、なるべく希望通りのモノを選ばれたほうが、

家全体の満足度が上がるような気がします・・・。


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  1. 2017/02/08(水) 18:47:37|
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【埼玉県富士見市 旧家の改造現場】

建物は、築40年の日本家屋です。

基礎の構造、耐震壁の量、バランス、耐震金物などの点で、現在の耐震基準には適合していません。

(昭和56年に耐震関係の法律の大きな改正がありました。)

今回は、家全体の大きな改造ですが、まずは構造面での補強工事も一緒に行っていきます。

①基礎の部分は、底面もコンクリートにして、既存の基礎と一体化

②柱を追加して、耐震壁を補充&バランス確保

③梁が小さい箇所や、大スパンの部分に梁を補充して、強化

④耐震金物の補充


一階の階高が4Mもあり、一般の住宅に比べて1mも高いので、耐震壁は構造用合板で固めています。

日本瓦葺きの重い屋根なので、耐震壁も余裕をもって、少し多めに・・・。

見た目も、ずいぶん頑丈な感じになってきました。

人間の目は、確かなモノで、普通の人が見ても、

「何となく危ない感じ」や「頑丈な雰囲気を感じる」というのは、案外間違っていないものです・・・。

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  1. 2017/01/28(土) 16:54:32|
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埼玉県川越市で住宅の上棟

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先日、埼玉県川越市で住宅の上棟がありました。


外周の柱と土台に、檜の4寸角の無垢材を使用した正統派の住宅になりそうです。

冷たい風や、はやい夕暮れの季節ですが、最近は天気がよくて助かります。


大寒ですが、庭には、もう梅の花もちらほら・・・。

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  1. 2017/01/26(木) 18:09:56|
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