有機な日々 (設計事務所ってどんなトコロ?)

建築設計事務所「独楽蔵(こまぐら)」での有機的な生活と仕事について

風が冷たいですが、春らしい感じがする今日の名栗川

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  1. 2017/02/24(金) 15:13:56|
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【第3回:木質ペレットから見えてくるお国柄】 (エネルギーとして、ペレットについてよく考えて見る )

ペレットは、その原材料によって大きく分けて3種類あります。

① ホワイト(木部)ペレット
   樹皮を含まない木質部を主体とした原料

② 全木ペレット
   樹皮付き丸太や木部と樹皮を混合したものが原料

③ バークペレット
   樹皮が主体の原料

日本の種類別生産量の割合は、ホワイト:全木:バーク=3:4.3:0.3


全木ペレットの割合が多いのが特徴です。

それに対応するように国産のペレットストーブも全木ペレットを燃料とする機種が多いようです。


全木ペレットが多い理由としては、材料を分別する必要がなかったり、

無駄を出さない、コストを抑えられるなど・・・、

MOTTAINAI精神の日本人の性分に合っているから・・・というような理由が考えられます。


かたや、ペレットの先進国のヨーロッパでは、

家庭でペレットストーブに使用するものは、ホワイトが基本です。

全木やバークは、それ以外のボイラーなどに使われて、棲み分けがきちんとされています。

これって、ガソリンの種類に似ていると思いませんか?

欧州車は基本的にハイオク仕様で、国産車はレギュラーですから・・・。

どちらがいいということはありませんが、こういうところに、お国柄が出てくるのはおもしろいですね・・・。


ペレット使用の際に種類によって何が違うのかというと・・・、

まず、樹皮の含有量が多いほど、発熱量は小さくなり、灰は多くなります。

ですから、性能的にはホワイトペレットが優れているといえますが、そのぶん値段も高くなります。


その他の大きな違いは、クリンカーの量です。

クリンカーとはペレットを燃焼させた時に生成されるガラス質成分の事です。

このクリンカーが多いと、ペレットストーブの燃焼に必要な給気の穴を塞いでしまって、

機械の不完全燃焼や故障の原因になってしまう可能性があります。

燃焼皿を小まめに掃除したり、取り除くと問題ないのですが・・・・。

エアコンフィルターのお掃除をイメージしてもらうとわかりやすいかもしれません。


クリンカーの主にシリカ成分で出来ていて、

このシリカ成分は他のミネラルや汚染物質(放射能やその他の科学物質など・・・)と同様に、

樹皮部や枝の生長する部分などに集中するが以前からわかっていたそうです。

ホワイトペレットが基準のヨーロッパ仕様は、

「家に汚染物質を持ち込まない」という科学的根拠に基づいた仕様であるとも言えます・・・・。


(表は日本木質ペレット協会のものです)


次回は【第4回:木質ペレットの需要を増やすために出来ること】


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  1. 2017/02/23(木) 15:35:41|
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【ランプナイト】

今日は、インダストリアル(産業用)ランプのお話を聞きに、神楽坂に出掛けました。

時代的には、1930年代〜1970年代くらいのライト。

電気のインフラ自体の問題や工業化の具合から、ドイツやフランスのモノが中心です。


Kandem/Midgard/Kaiser/Rademacher(ドイツ)

GRAS/ Jielde(フランス)

Anglepoise (イギリス)など…、

各国のお国柄が現れているメーカーのランプを時代に沿って、いろいろと見ることができました。


どれも、とても状態がいい感じで、見ていると欲しくなってしまいます。

普段の生活の中では、同じような趣味の人にあまり遭遇しないので、

聴衆の人が結構、多く集まっているのにも、ちょっとびっくりしました。

皆さん案外、詳しいし…。

東京恐るべしです。

そして、自宅にあるブルーグレーのホーローが特徴の

Rademacher(ラーデマッハ:ドイツ)社製スタンドライトは、

やっぱり好きだなぁ〜と再認識。

ちょっと気持ち悪い奴ですかね…。

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  1. 2017/02/22(水) 19:33:22|
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事務所の春は・・・

今日の午後は、冷たい風でしたね。

事務所の春は、毎年、ユキヤナギの葉から・・・。

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  1. 2017/02/21(火) 17:50:21|
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【第2回:優れているのに、なぜか認知度の低い「木質ペレット」について・・・】(これからのエネルギーとして、ペレットについて、よく考えて見る )

最近、次世代エネルギーとして話題の「木質ペレット」、いやいや、ホントはそんなに話題になっていないですね・・・。

あんまり話題にならないので、皆さんあまりご存じないと思います。接点もないですし・・・。まずは、どんなものなのか・・・?

「木質ペレット」は、間伐材や、おが屑(くず)、かんな屑など、製材副産物や廃棄物(樹皮、建築廃材など)を、

乾燥させて、圧縮成型した小粒の固形燃料のことです。

ペレット最大の使用先は、バイオマス発電の燃料用の40%、次いで農業分野、保養福祉施設などの給湯、暖房などです。

家庭用は主に、ペレットストーブなどの暖房用やボイラーなどで、ペレットの生産量全体の5%程度です。

ペレットは、乾燥圧縮の加工がされているので、体積は木材チップの1/2、容積当たりの発熱量は3倍の優れた燃料です。
また、一般的な燃料の灯油と比較すると発熱量は1/2なので、灯油1ℓに対してペレット2kgで同じになりますね。

単価的に比べてみると、灯油1ℓ:ペレット2kg=約78円:約100円なので、コスト的には、そんなに大きな差はないよ
うに思われます。

不要なモノから作れて、地産地消にも貢献できて、燃料的にもこんなに優れた材料なのに、知名度も低く、なぜか人気がないペレット・・・。

ちなみに世界的には年々普及も進んでいて、全世界の年間生産量は、右肩上がりの2800万トン(2015年データ)。

ちなみに、日本の「木質ペレット」の生産量は、少しずつ増えてはいるものの年間12万トン。しかも、近年は価格の安い外国産(主にカナダ産)が輸入されて、国内生産量は頭打ちです。

「では〜、工場をジャンジャン作って、大量生産して、価格をさげればいいんじゃないか」とすぐに思ってしまいますが、問題はそんなに単純ではありません。

実は、既存の生産能力は余っている状態なんです。

工場の平均稼働率は、12.5%。季節稼働している工場が多いそうです。

問題は、小規模で生産性の低い工場が多いことや製品利用の増進がなく、

マーケットとして「木質ペレット」が流通していないことです。

埼玉でも、飯能や東松山でペレットの生産をしてますが、

近所のホームセンターを数件廻っても、どこにも置いてありません。

(生産工場に行くと直接購入できます。)

ちなみに、ホームセンターでは、その他の燃料の灯油、薪、豆炭、練炭、ナラ炭、備長炭は、

しっかり販売していますので、それはやはり需要がないということでしょう・・・。

余談になりますが、そのホームセンターにも、ペレットの需要があることは、あるんです。

それは、消臭効果のある「猫砂」としての用途として・・・。

たぶん、燃料用のペレットと同じモノだとは思うのですが、

成分表示がないので、家で燃やすのにはちょっと不安があるのですが・・・。


唯一、近隣の薪/ペレットストーブのショップにありましたが、それも埼玉産ではないんです。

(それには、いろいろと理由があるのですが、横道に逸れてしまうので、次回に・・・)


また、「国産」と聞くと品質は良さそうですが、

ペレットに関しては、日本産は製品としてのバラツキが大きくて、まだまだ世界基準に追いついていないようです。

これって、農業(お米の問題とか・・・)とか、林業(製材した国産材の消費・・・)、

漁業、水素/電気ステーション、地熱発電、フリーWi-Fiなどの問題と根本的に同じような気がします。

構造的な問題ですので、なかなか解決は難しいと思いますが、

どうすれば、より良い方向に進んでいくか、個人的にできることを含めて、考えてみたいと思います。


次回は、【第3回:木質ペレットから見えてくるお国柄】について


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  1. 2017/02/20(月) 22:25:18|
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